ニュージーランドの暮らしと子育て、日々のメモ

30代後半から、2人の子どもと夫婦の4人家族で海外移住しました。現在はニュージーランドのオークランドに住んでいます。

ニュージーランドの小学校教育 心配なところ

ニュージーランドの教育で心配なところもあります。

1)計算をほとんどしない、算数があまり進まない
ニュージーランドではintermediateになれば、算数で電卓を使うのが一般的です。日本のように繰り返しドリルで何度も計算問題を解くことはありません。かけ算ならかけ算の考え方がわかったら、はい次、と進んでいきます。だから2けたかける3けたのかけ算ができる長男なんかはamazing!と言われます。

計算は電卓やアプリでできるから、それよりも考える力を伸ばす方に注力するということなのでしょうが、それでもやっぱり不安になります。事実、アジア系、特に中国の方は塾に通わせている方が多いそうです。うちもまだ日本に帰る可能性もあるので、日本の教科書についていけるようにはしています。次男は脱落気味ですが。

算数の進度も遅いです。日本で小学校6年生にあたる長男は学校でついこの間まで2けたたす2けたの足し算を勉強していたそうです。3者面談では平均より3段階進んでいると言われましたが、そりゃそうだよねと思いました。

 

2)虫歯になりやすい
日本では虫歯がなかった子供たちでしたが、ニュージーランドに来て虫歯になってしまいました。原因と思われるのは、Morning Teaと呼ばれるおやつ。ニュージーランドの学校では午前10時くらいにおやつを食べる時間があります。野菜や果物でも良いのですが、やっぱり友達がお菓子を持ってきている中、自分だけ野菜や果物は嫌がります。そうするとどうしてもクッキーなどを持たす羽目に。なるべく甘いものばかりにならないようにせんべい(rice crackerという、薄焼きせんべいみたいなものが売っています)なども入れていますが、食後の歯磨きもないので、やはり虫歯になってしまいました。今後もまだまだ心配です。

 

3)骨を折っている子がたくさんいる!?

これはなぜかわかりませんが、骨を折っている子どもをたくさん見かけます。Kiwiは木登りも好きだし、ちょっと荒っぽい遊びが好きというか向こう見ずというようなところがあるようなので、そのせいなんでしょうか。私の手のひらより大きな石を投げて遊んでいたり、ハチの巣に石を投げていたり、裸足でサッカーしていたり(普通のサッカーボールで)、色々と見かけました。長男は純日本人!という感じで結構慎重派なので、そうそう危ないことはしないし、小さい子どもが危ないことをしていたら注意します。でも、2歳から海外で育っている次男はちゃんと危険なことがわかっているのか、不安です。

 

心配なこともありつつ、日本にいたらまた別の心配があっただろうなあと思います。うちの息子たちの場合、日本にいた方が心配が多そうなので、ニュージーランドの学校の良い部分もきになる部分も認識しながら、うまく付き合っていきたいと思います。