ニュージーランドの暮らしと子育て、日々のメモ

30代後半から、2人の子どもと夫婦の4人家族で海外移住しました。現在はニュージーランドのオークランドに住んでいます。

風邪ひいていました 主夫のいる生活

風邪をひいてしまい、間が空いてしまいました。

海外に住むと決めた時、マレーシア就職エージェントさんに私と夫の履歴書を見てもらい、どちらがマレーシア就職の可能性が高いか聞きました。私は妊娠出産の度に仕事を辞めて短い職歴しかなく、夫は専門学校を卒業してずっとグラフィックデザイナーをしています。しかし、海外では学歴が高い方がビザが取りやすく、さらに英語ができる私の方が就職に有利ということで、私が中心になって就職活動をすることになりました。

 

マレーシアに引っ越してから、現在に至るまで、夫は主夫をしています。もともと、夫はマレーシアに行く2年ほど前から自営になっており、時々料理を作ったりはしてくれていましたが、専業主夫になってからは大変だったと思います。最初は料理がうまくいかず、途中まで作って「後はやって」と言われたこともあります。2歳と6歳の子どもの面倒を見るだけでも大変なのに、言葉も習慣も食べ物も違うマレーシアでの生活、今思い出してもよくがんばったなと思います。

 

夫が主夫になってから、すごく私に共感してくれるようになった気がします。家事も自然に分担できる。私がお皿を洗っているから自分は洗濯をしようと自分で考えてやってくれるし、家事の大変さも分かり合えます。時々、ママ友との会話みたいと思います。料理作るのはいいけど、献立を考えるのが嫌だよね、わかるー!とか、布団カバー洗って、またつけるの本当にめんどくさいという会話でものすごく盛り上がります。

 

私が風邪で寝込んでいると、以前は子どもが何度も私のベッドへ来たものですが、今回はほとんど来ませんでした。全て夫と自分たちでできるから、私のところにわざわざ来る必要がなかったのでしょう。寂しいような、嬉しいような気持ちでした。

 

日本では男は外で働き、女が家で家事と子育てをするという性別役割感がまだまだ根強いですが、私たちはその時その時の状況に合わせて役割を柔軟に変えてきました。

 

私は妊娠すると切迫早産になってしまう体質らしく、3人とも自宅安静からの3か月入院を経験、その度に夫の家事能力が上がって行きました。3人目の時は夫が自営になっていたこともあり、里帰り出産をせずに、夫が長男の面倒を見ながら仕事もしていました。今は夫が家で家事、育児をし、私が外で働くというスタイルをとっています。掃除も洗濯も料理も完璧にしてくれるので、私は時々夕食後の皿洗いをし、休日に家事をする程度です。もっと家事をしなければと思うこともあるくらいです。

日本に帰った時に夫が専業主夫だというと驚かれますが、その時その時の必要に合わせて、家族メンバーそれぞれが必要な役割を果たす今の形が、私は合理的で気に入っています。それにしても、体格もがっしりしていていかにも「男らしい」タイプの夫が、嬉しそうにスーパーのセールでこんなに安く買えた!と喜んでいるのを見るのはまだまだおもしろいものです。